【重要】緊急事態宣言の発出に伴う治療・衛生管理について
2020/04/08
こんにちはKinoshitaです。
コロナウイルス感染拡大、近隣府県に緊急事態宣言が発令され、滋賀県は指定都市ではないものの、日々ますますの注意が必要となってまいりました。
当院では患者様のご受診に精一杯の安心安全でお応えすべく、診察毎の換気、消毒、患者様との距離をはじめ様々な衛生管理に取り組んでおりますが、やはりご心配は大きいかと存じます。
4 ⽉ 1 ⽇ ⽇本⽣殖医学会からの声明
2020 年 4 ⽉ 1 ⽇に⽇本⽣殖医学会から新型コロナウイルス感染症に関する声明が発表されました。以下に内容の⼀部を抜粋致します。
「現時点において COVID-19 の死亡率はインフルエンザの 10〜15 倍と考えており、そのほとんどが急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に関連したものと考えられます。COVID-19 が妊娠、特に妊娠初期の胎児に及ぼす影響は明らかになっておらず、⺟体から胎児への感染症は不明です。
また妊婦における COVID-19 の感染リスクが⾼いとはいえません。⼀⽅で、妊婦においCOVID-19 感染の重症化の可能性が指摘されていることや、感染時に使⽤される治療薬として妊婦に禁忌の薬剤による治療が試⾏されていることから、不妊治療による妊娠が成⽴したあとの COVID-19 への対応に苦慮することが予想されます。
また受診や医療⾏為に関連した感染の新たな発⽣も危惧されます。このような背景から、国内での COVID-19 の感染の急速な拡⼤の危険性がなくなるまで、あるいは妊娠時に使⽤できる COVID-19 予防薬や治療薬が開発されるまでを⽬安として、不妊治療の延期を選択肢として患者さんに提⽰していただくよう推奨いたします。
Kinoshitaとしての対応
まずは1か月の間
1.タイミング療法の延期を選択肢に入れて頂く
2.人工授精の延期を選択肢に入れて頂く
3.移植周期の延期を選択肢に入れて頂く
4.採卵は全胚凍結にて継続していきます
当院の取り決めとして妊娠をご希望されている患者さまの意思を尊重することと決定致しました。
コロナ感染を不安に思う気持ち、治療が進まなくなるかもしれない不安や苛立ち、あらゆる感情が皆様を追い込んでいることと思います。
医療者としての私のスタイルは一貫しています。
皆さんと一緒にこの状況を考え、一緒に今後の治療プランについてそれぞれの方と考えていきたいと思っています。
この世界の危機的状況を皆様と一緒に乗り越えていく覚悟です。
衛生管理の取り組みについて
時勢を鑑みて、現在当院ではなお一層の衛生管理に努めています。
取り組みをお知らせいたします。
1.同一時間あたりのご予約承りを制限し、可能な限り患者様同士の距離を確保させて頂いております。(原則はお一人での受診をお願いしております)
2.患者様、従業員のマスク着用徹底しています。
3.患者様、従業員は手指消毒を徹底しています。
4.来院前の体温測定、受診時の体温測定
(37.5度以上の場合はご自宅待機もしくは、ご自身にてコロナウイルス相談窓口にご連絡頂きます)
5.椅子テーブル他の院内設備や用具等を診察の度に消毒液で清掃しています。(消毒用エタノール、次亜塩素酸除菌を用います)
6..各階の窓等を開放し風通し良い環境作り
7.診察時に使用していたタオル類は全て自粛させて頂いています。(スカートでの御受診をお願い致します)
また下記に該当される患者様は、皆々様の健康を最優先に考慮しご予約の変更をお願いいたします。
・発熱、咳、くしゃみ、鼻水などの症状がある方
・体調がすぐれない方
・体温37.5度以上ある方
・過去1か月に海外渡航歴のある方
・同居人、家族、職場でコロナ感染者の方と濃厚接触の可能性がある方
患者様とスタッフの健康を守ることで 安心安全な治療を提供できるよう精一杯努めております。
何卒ご協力をお願い申し上げます。
