PGT-A/SRは京都IVFクリニックと
連携することで実施できます。
PGT-A/SRは京都IVFクリニックと連携することで実施できます。
木下レディースクリニックにてご相談ください。
着床前検査(PGT-A/SR)で
新たな選択肢を提供します。
医療法人木下レディースクリニックでは
2017年より着床前検査(PGT-M,PGT-SR)を始め、
遺伝する重篤な病気で悩まれているご夫婦に
専門的に実施してきました。
嬉しいことに当院で実施した(PGT-M,PGT-SR)
皆様が妊娠という素晴らしい形で卒業されました。
どうしてなかなか妊娠できないんだろう
どうして流産を繰り返すのだろう
治療をしてきたがこのままでは諦めきれない
色々な思いでこの着床前検査(PGT-A)を
希望されるご夫婦が増えると思います。
当院では
木下孝一(院長・臨床遺伝専門医)
中山要(培養士・認定遺伝カウンセラー)
不妊治療に直接携わる医師・培養士が遺伝の
専門家でもあるという恵まれた環境となりました。
この環境を整えるのは本当に大変で、
全国を探しても本当に稀だと思います。
皆様に最新の不妊治療を安全に
納得して受けて頂けるよう、
今後も医療法人木下レディースクリニックを
進化させ続けていくつもりです。
ご興味のある方はぜひ
染色体、遺伝子の世界を一緒に
勉強していきましょう。
理事長
着床前検査(PGT-A/SR)とは
PGT-A/SRは、胚の染色体の数の増減を調べて、
流産のしにくい胚を選んで移植する技術です。
染色体(設計図)は、その数が多かったり
少なかったりすると流産しやすくなります。
そこで、染色体の数に増減の無い胚を移植対象と
することで、
流産率の低下と
移植あたりの妊娠率向上を目指します。
当院のコンセプト
生検技術の研鑽
高度な技術力で結果に結びつける
技術力が染色体解析の正確性を左右します。当院では長年顕微授精で培った技術力を基盤に、生検の技術力を常に高めています。
選択に寄り添う
理解をお手伝いし選択に寄り添う
難解なPGT-A/SRのご理解をサポートすると共にご夫婦の選択に寄り添うため、必要な時に遺伝カウンセリングを受けていただける体制を整えました。
着床前検査(PGT-A/SR)の流れ
PGT-Aの対象か確認
患者様ご自身で対象に当てはまるかの
ご確認をお願いします。
PGT-Aの対象になる方
・胚移植を2回以上行っても着床しなかった不妊症のご夫婦
・流産の経験が2回以上ある不育症のご夫婦
*妊娠不成功・流産いずれも連続でなくて良い
PGT-SRの対象となる方
・男女のいずれかが染色体構造異常を持ちそれが不育症の原因になっているご夫婦
・男女のいずれかが染色体構造異常を持ちそれが流産の原因になる可能性があるご夫婦
希望の確認
診察で医師にご希望をお伝えください。
医師からご夫婦に打診させていただく
場合もあります。
書類の手続き
日本産科婦人科学会からのチェックシート
及び同意書を配布させていただきます。
*必ず動画をご参照ください。
実施の可否
チェックシート・同意書を頂き、医師から
PGT-A実施の判断をさせていただきます。
採卵・PGT-Aの実施
体外受精に進みPGT-Aを実施します。
結果が出るまでに
約2-3週間程度を必要とします。
結果説明
結果に疑問点などがある場合は
遺伝カウンセリングをご利用いただけます。
*流産の可能性の低い胚を得られない場合、
再度採卵を実施することがあります。
移植
PGT-Aの結果に基づき、流産の可能性の低い
胚を選択し移植を行います。
*PGT-SRは遺伝カウンセリングが必要なことなど一部流れが異なります。
期待される効果
期間短縮
注意点
①実施胚盤胞の評価
基本的に生検を実施する胚盤胞はBB評価以上としています。
②推奨実施個数
基本的に5個までを推奨しています。(ただし卵子年齢によって推奨個数は変動する可能性があります)
③費用
胚の生検及び染色体の解析費用として、採卵・培養費とは別に費用が発生します。
¥110,000(税込)/1個
※本技術は全て自費診療となります。
遺伝カウンセリング
PGT-Aをやってみたが十分な説明がなくて不安…
モザイク胚と言われたけど移植して良いのか…
染色体構造異常と診断されたけどどうしたらいいか…
などで悩んでいませんか?
着床前検査に関しての悩みをお抱えの方に
妊娠という結果を見据えたご相談やご提案をさせていただくため
胚培養士でもある不妊治療専門の認定遺伝カウンセラーがわかりやすくお答えいたします。
動画もぜひご活用ください。
よくあるご質問
遺伝子の集合体のことで、ヒトを形作る設計図のことです。
設計図が多かったり少なかったりすると、上手く形作ることができないためです。
流産しやすくなるのですか?
ご自身の体だけでなく、卵子も歳を重ねます。加齢によって、その卵子に染色体の変化が起こりやすくなるためです。以下のグラフから36歳付近から異数性胚が得られる可能性が高くなっていることがわかります。
性別の開示は認められていません。我々もわかりません。ただし、性別に関わる疾患が疑われる場合には開示の対象になり得ます。その場合は当院臨床遺伝専門医との相談になります。
染色体解析によってA,B,C,Dの4つで判定されます。A判定は染色体の数に変化が見られないとき、C判定は染色体の数に増減が見られたとき、D判定は何らかの理由で解析が出来なかったときです。しばしば議論になるのがB判定で、モザイク胚やノイズなどの原因が考えられます。当院遺伝カウンセリングのご利用や日本産科婦人科学会の動画をご参照ください。
ご夫婦の判断を尊重した上で、判定結果がA以外の移植についても検討いたします。ただし、染色体の番号やモザイクが見られた染色体の本数、モザイクの割合によって移植に適するかどうかを慎重に判断する必要があります。当院遺伝カウンセリングのご利用や日本産科婦人科学会の動画をご参照ください。
胚(受精卵)に針を刺し、細胞の一部を採取することで、出生する児に先天的な異常が生じたという報告はありません。しかし、生検による胚へのダメージが着床率低下などを引き起こす可能性は否定できません。
日本で行われたパイロットスタディによると、移植あたりの妊娠率は約70%、流産率は約10%と報告されています。ただし、A判定の胚を見つけられるかどうかの可能性を加味すると、PGT-Aによって妊娠する可能性の高い胚を早い段階(移植前)で見つけることはできますが、1回の採卵において最終的に子供を持てるご夫婦の数を増やすことはできません。詳細は日本産科婦人科学会の動画をご参照ください。
日本産科婦人科学会では平成26年6月に体外受精・胚移植の実施の対象となる夫婦について婚姻関係の有無を問わないという見解を示しているため、法律上の婚姻関係にない夫婦(いわゆる事実婚の夫婦)に対しての体外受精・胚移植、PGT-Aを行うことを許容しています。