検査
- Q.1 PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)で排卵抑制があるのではと言われていてもHOMA-R検査は必要ですか?
- PCOSの方やインスリン抵抗性を持っておられる方は排卵抑制されている可能性があります。また、PCOSの方はインスリン抵抗性を持っておられる方が多いので、受けて頂きたいです。また、PCOSとインスリン抵抗性による排卵抑制では、使用するお薬が違います。
詳しくは院長ブログ HOMA-R 不妊検査
https://ameblo.jp/ivf-kinoshita/entry-12332529312.html
をぜひご確認下さい。 - Q.2 TSHが高いために再検査を必要と言われました。大丈夫でしょうか?
- 一般的な内科の基準値ではなく、当院では妊娠を希望される方はTSH2.5以下を基準にしています。ホルモンは日々変動するため一度高いからといってその時点で高い低いを決定すべきではありません。再検査値が2.5以下であれば内服処方の必要はありません。妊娠時にも採血でTSHを測定し、問題ないか再度確認します。
- Q.3 夫の採血は予約はいりますか?
- ご主人のお名前で「不妊外来」の枠でご予約をお願いいたします。当日は外来時間内にお越しいただき、採血票・同意書は必ずお持ちください。
- Q.4 精液が少しこぼれてしまったのですが、大丈夫ですか?
- 精液量が少し減るので、全精液中の精子数が少なくなります。検査はできますが、精子数によっては再検査になることもあります。提出する時にお伝えください。
- Q.5 精液検査の結果は、妻だけが聞いてもいいですか?
- 「ご夫婦間の情報共有に関する同意書」を提出していただければ可能です。
採卵周期
- Q.1 前周期のジュリナを飲み忘れました。どうしたらいいですか?
- 気づいた時点で服用してください。日付が変わった場合は増量せず、当日分のみを処方された通り内服再開して下さい。出血がなければ外来受診は不要です。出血などがあれば翌日以降での外来をご予約下さい。医師よりその後の調整を行わせて頂きます。
- Q.2 前周期のノアルテンを飲み忘れていました。ジュリナは継続して飲んでいましたがどうしたらいいですか?
- 採卵周期の注射開始日はノアルテンで調節されています。全体のスケジュール変更が必要となりますので、ジュリナ内服を継続したまま早めに一度ご来院下さい。
- Q.3 自己注射する時になるべく痛くない様にしたいのですが打つ場所などのコツはありますか?
- 自己注射のコツは2つあります。1つは打つ場所で、わき腹など臍から離れている場所は筋肉が浅い位置にあり痛みを感じやすいため、下腹部の肉付きが良いところに打ちましょう。2つ目はつまみです。注射を打つ際、反対の手で肉をつまみますが、つまみが弱いと痛みを感じやすくなります。少し痛いと思うくらいの強さでつまみましょう。
- Q.4 自己注射時、注射器の中に血液が少し逆流して来ました。これは注射に失敗したという事でしょうか?
- 人間には目に見えないほど細い毛細血管が無数に身体中にあります。自己注射で針を刺入することで毛細血管に当たると出血したり、注射器内に少し逆流することはよくありますが問題はありません。ご安心ください。注射を打った後に皮膚の内出血がある場合は看護師にご確認下さい。
- Q.5 セトロタイドを打った後に5秒待ってから針を抜きました。それでも少しお薬が出て来てしまいました。大丈夫でしょうか?
- 注射器内の薬液を全て入れ切り5秒待って頂いた場合でも、お薬が出てくることがあります。この様な場合ほとんど問題なく接種できています。ご安心下さい。セトロタイドだけでなく、フェリングやHCGも同様です。
- Q.6 セトロタイドで痒みがあります。夜に打ってもいいですか?
- セトロタイドは採卵周期の中で最も大事な注射の一つです。接種後の状況を確認する為にも朝の注射をお願いしています。あまりにも痒みなどの皮膚症状が強い場合は刺激方法を変更していきますので、診察時にお気軽に医師にお伝え下さい。
- Q.7 休日注射や採卵前のHCG注射は時間外料金がかかりますか?
- 休日や夜の時間指定は時間外処置に当たりますが、医師の指示によって来院される場合は、時間外料金はいただいておりません。
移植周期
- Q.1 移植周期中ですが、少量の出血がありました。すぐに受診した方がいいですか?
- 当院のホルモン調節による胚移植であれば、予定したお薬を使用して頂ければ不正出血が認められても、そのまま月経がくることはまれです。落ち着いて翌日以降の外来をご予約して頂き、一度子宮内膜を確認させて下さい。子宮内膜に問題がない場合はそのまま移植周期を継続することも可能です。
- Q.2 エストラーナテープが1枚剥がれました。どうしたらいいですか?
- その一枚は剥がし新しいテープを貼り直してください。その場合、テープが足りなくなるので剥がれた枚数分を足りなくなる前に取りに来てください。遠方や仕事で取りに来れないケースが考えられる場合は、事前に余分に処方することも可能です。お気軽に医師へご相談下さい。
- Q.3 ルティナス膣錠を入れて10分ほどしたら白いもろもろした様なものが出ました。入れ直した方がいいですか?
- 膣剤を挿入し、体の中に吸収された後に残りカスのようなものが出てきます。体の中にお薬はきちんと吸収されていますので心配いりません。
- Q.4 移植周期にてルティナス膣錠を入れ忘れたことに今朝、気が付きました。2錠入れたらいいですか?
- ホルモン補充による凍結融解胚移植において、ルティナス膣錠は妊娠率を左右するとても重要なお薬です。まずは間違いがない様にお渡ししているスケジュール表を必ず確認してから使用するようにお願いいたします。増量せず当日分を予定された通り使用し、翌日以降の外来をご予約下さい。医師よりその後の調整を行わせて頂きます。ルティナス膣錠の開始日が遅れた場合は、移殖キャンセルとなります。
- Q.5 ルトラールを飲み忘れました。どうしたらいいですか?
- 一般不妊の場合は、気づいた時に飲み忘れた分もまとめて内服して頂いて大丈夫ですが、1日の錠数は守って下さい。体外受精の移植周期の場合は、ルトラール開始日の時間指定があるため、開始日の飲み忘れに気づいた時点でご連絡下さい。
- Q.6 移植周期中です。アトピーの治療薬は内服してもいいでしょうか?
- 当院ではホルモン調節による凍結融解胚移植を実施しております。ホルモン調節の際に湿布の様な貼付剤を使用します。皮膚がもともと弱い方で、皮下出血などの皮膚症状などがある場合は内服へ変更しますので、医師までお伝え下さい。治療前からアトピー治療を開始されている場合は、必ず皮膚科主治医に妊娠希望であることをお伝えして頂き、確認をお願いします。妊娠判定が出るまでは可能です。
- Q.7 移植後すぐにトイレに行くと戻した卵も流れることはありますか?
- 移植後すぐにトイレに行っても問題ありませんし、妊娠率が下がるということもありません。
- Q.8 移植後の妊娠判定がマイナスの時はどうしたらいいですか?
- 当院の場合、移植中のお薬をやめて頂くと2〜3日で月経が来ます。月経2日目より次周期をすぐに開始できる治療プランになっています。
妊娠
- Q.1 妊娠時の出血について教えてください
- 出血があると「流産」とすぐ考えがちですが、出血=流産ではありません。妊娠初期には色々な理由で出血することがあります。生理1日目程度の出血や茶オリであれば、お薬をしっかり使って自宅で安静にしてください。生理2日目程度の出血であれば元々の予約より先に受診してください。焦って救急外来を受診したり、緊急連絡先に連絡したりせず、外来時間内にご連絡をください。正常な経過でも出血することはあります。出血があっても胎児が正常であればほとんど問題なく、やがて止血し、正常に発育します。慌てずに経過を見守ってください。
- Q.2 妊娠判定結果がマイナスの時にその後の生理を遅らせることはできますか?
- その際、妊娠判定後に医師よりお薬が処方されます。
※必ず医師の確認が必要となります
予約について
- Q.1 先生にこの日に来てと指定がありましたが、ネット上では予約がいっぱいで取れませんでした。どうしたら良いですか?
- 医師からの来院指定がある場合は、直接お電話して頂ければ、こちらでご予約を取らせていただきます。
- Q.2 注射に来てくださいと言われましたが、予約は必要ですか?
- 「不妊外来」または「処置」の枠でご予約をお願いいたします。指示がある日の外来診療時間内にお越しいただき、必ずスケジュール表をお持ちください。
- Q.3 予約した時間に遅れたらどうなりますか?
- 出来るだけ予約時間までにご連絡をお願いいたします。ご来院いただいた時間により、診療時間が遅くなりますのでご了承ください。
- Q.4 予約がありませんが、診察してもらえますか?
- 再診の方で緊急を要する事案が発生した場合は、当院までご連絡・ご相談ください。
- Q.5 精液検査をするときには、事前に予約が必要ですか?
- 「精液検査」の枠でご主人のお名前でご予約をお願いいたします。来院された際は、タッチパネルにて受付をお願いいたします。奥様の受診日と一緒に精液検査をされる場合は、奥様のご予約と別に上記の方法でご予約をお願いいたします。